
みなさんこんにちは!!このコーナーではASCのドライビング部長(!?)私つっし〜が、自分の体験を中心にモータースポーツのおもしろさを紹介したいと思います。
モータースポーツへの第1歩としてこれから走行会に参加しようと考えている君!ジムカーナやダートラ等への競技に参加しようと考えている君!このコーナーを参考にしてくれ!!と言いたいけど、僕もまだまだ駆け出しの身、一緒に勉強して行きましょう!!
また、このコーナーで取り上げてもらいたいテーマ等がありましたら、どしどしメールください。
・目次
第一夜 モータースポーツを支えるのは君だ!
第二夜 走行会に参加しよう!
第三夜 走行会にはこれを持っていこう!
第四夜 走行会のためのチューニング!
第五夜 サーキットではここを磨け!
第六夜 サーキットでのルールと安全装備!
第一夜 日本のモータースポーツを支えるのは君だ!
残念ながら、現在日本国民のモータースポーツへの関心は極めて低いです。一方、アメリカではインディーカー、ヨーロッパではWRCなど国民みんながトップドライバーの名前を覚えているほど人気があります。この差はなんだ?ということになりますが、それはずばり「日本人のヒーローがいない!!」ということではないでしょうか?確かに、WRCには○○ネンというフィンランドのドライバーばかり...あれだけ日本のワークス勢が名を馳せているのになぜ?F1にはとりあえず出場してはいるがトップワークスのドライバーはなし、JTCCは深夜のBS放送のみと国民が感心をもてる環境ありません。つ・ま・り
日本人のドライバーが世界に羽ばたけばいい!!
昨年のサッカーワールドカップをみれば、その意味をみなさんイメージできることでしょう。
そういう中、日本でも年々モータースポーツが身近になりつつあります。全国を見渡すと、日本にも実は昔から数多くのサーキット、ミニサーキットがありました。今までサーキット走行会というと、金持ちの遊び場、マジで速い人のみの競技場というイメージが一般人を遠ざけていました。そのため、峠や埠頭などで走り回るほうへと流れてしまい、世間からは走り屋=暴走族と同一視され、後ろ指をさされがちな状況にあります。しかし、最近ようやく毎月多くの一般向けの走行会が開催され、参加費も\10,000〜\20,000とリーズナブルになってます。車好きを自称する君!峠最速を自称する君!これに参加しないわけにはいかないでしょう。そこで「あれ?おれってめちゃ速いやん!!」と感じる君!そういう君を日本国民は待ちわびているのです。そう、日本のモータースポーツを支えるのは君なのである。
第二夜 走行会に参加しよう!
自分の車はどれぐらいの実力があるのだろう?自分の腕前はどれぐらいなんだろう?君が車好きならば必ず考えることだと思います。しかし、これを公道で試していたら金と命がいくつあっても足りません。これが5年前なら行き着く先は、峠や埠頭だったかも知れません。しかし、現在はずばり「サーキット」です。サーキットといっても、規模はいろいろあります。有名どころの鈴鹿サーキット、富士スピードウェイなどなど...これらは、いわゆる大規模のサーキットです。参加費も高く、ストレートが長いので最高速がのびるため、サーキット走行の経験がない場合は他で腕を磨いてからの方が良いと思います。比較的安く、気軽に走れるサーキットといえば、近畿地区では、TIサーキット(これも大規模に入るかな?)、セントラルサーキット、中山サーキットではないでしょうか?(関東では、日光、筑波、エビス等があると思います。が、筆者は行ったことがないので...)
サーキットを一度でも走ったことがある人ならば、みんな感じていることだと思いますが、ここほど走りに全神経を集中できる場所はありません。対向車はないし、歩行者もない。いるのは、ライバルと言うべく車のみです。一度走ると、峠との次元の違いを実感せざるを得ないものがあります。僕も、峠を走っていました(今もたまに走りますが...(笑))。しかし、何度車をぶつけたでしょうか?よく峠の走り屋さんに走行会は高いという声を聞きますが、これらの修理費を考えても、絶対安いです。また、峠や埠頭を、じじいになっても走るわけは行かないでしょう。しかし、走行会にはその気になれば一生参加することが出来ます。サーキット走行は、立派なモータースポーツとして考えることが出来ると思います。これからは、週末は、「ゴルフ」ではなく「走行会」という時代が来るかも知れません。(...わけね〜か(笑))
では、どの走行会に参加すればいいのか?ということになります。雑誌等を見ると、毎月たくさんの走行会が開催されています。ずばり、それぞれの走行会ごとに参加者の目的は違います。例えば、「ドリフト走行会」ならばパフォーマンス中心の走りになりますので、マジで走ろうとなると危険極まりないです。または、「タイムアタック」ならば、結構マジで走りに来ている人が多いため、初心者がのろのろ走っているとかなり怖い思いをするかも知れません。つまり、どんな人を対象にしているかを調べなければいけません。「そんなの、めんどくさいや!」という人は、ASCの走行会に参加しましょう。今年は、数多く予定していますし、値段もかなりリーズナブルです。しかも、すべて模擬レースを予定しており、レースというフリー走行とはまた違ったものを体験することが出来ます。(詳しくは、年間活動を...)
サーキット走行会以外に、「ジムカーナ練習会」という選択肢もあります。ジムカーナとは、パイロンを並べたりして作った1周1分強のコースの最速タイムを競う、JAF公認競技です。スピードレンジもサーキット走行に比べ低く、走りの基本技術が備わっていないとタイムが出ないため、腕を磨くにはうってつけだと思います。サーキットでタイムアップにつまずいた時に参加してみるのもいいと思います。近畿圏では、「名阪スポーツランド」で数多く練習会が行われています。1台ずつしか走ることが出来ないため、練習会によって走れる本数は違いますが(だいたい1日10本前後)1本ごとの集中力は並大抵でないため、結構満腹になります。値段も\5,000〜\10,000と安いです。
さぁみんな!!走行会にバシバシ参加して腕を磨こう!!
第三夜 走行会にはこれを持っていこう!
走行会には、何を持っていけばいいか?初めての時は特に悩む事です。いりそうな物を何でもかんでも持っていくと、サーキットに行ってからの整理が大変ですし、邪魔になるだけです。やっぱり、必要な物を最小限もっていくのが良いと思います。それでは、ピックアップして行きましょう。
- ヘルメット :自動車用のヘルメットを在庫しているショップはなかなかありません。殆どの場合は、取り寄せになると思います。別にバイクのメットでも良いですが後にJAF公認競技に出場することを考えると、自動車用を買っておいて損はないです。メーカーとしては、国産で、「Arai」「SHOEI」外国製で「BELL」ラリー好きなら「PELTOR」「sparco」といったとこでしょうか。
- ドライビングローブ :ストリート用の指切りタイプはダメ!最近はオートバックス等の量販店でもおいているようになりました。袖の部分が長い「ロングタイプ」と短い「ショートタイプ」があります。
- ドライビングスーツ :ドライビングスーツは高価な物です。安い物でも、\30,000ぐらいFIA公認のものなら\100,000以上するものまで様々です。初めはいりませんが、やっぱりいずれは欲しいですよね(いらねーよ!という人も多いですかねぇ)。普通は長袖、長ズボンの動きやすいスタイルでいいです。夏場も当然長袖なので、めちゃくちゃ暑いですよ!!
- ドライビングシューズ :専用のシューズはヒールの部分がカットされ、ソールも薄く運転しやすくなっています。スニーカーでもOK!ですが、バスケットシューズではなくソールが薄いランニングシューズの方がベターです。地下足袋も結構いけるのでお勧めです(笑)。
- 布テープ :ゼッケンを止めるのに必要です。軽いクラッシュ等の応急処置にも使えます。
- ビニールテープ :ライト類をマスキングするのに必要です。ゼッケンを止めるのにも使えますが剥がれやすい前面は布テープで止めておいた方がいいです。2個は準備しておきましょう。
- ジャッキ :車載ジャッキでも最低限の事はできますが、タイヤ交換等の作業の事を考えると油圧ジャッキかフロアジャッキがあった方が便利です。
- 保険証 :もしもの事故のために(あってはいけませんが)絶対必要です。
あったらいい物
- 各種オイル :パワステオイルの吹き出しや、ブローバイによるオイルの減少、ブレーキのエア抜きなどいろいろ考えられます。各種オイルを用意しておいて損はないです。
- クロスレンチ :タイヤ交換をするならば必要でしょう。
- トルクレンチ :サーキット走行では、ハブボルトにかなり負担をかけます。トラブルを未然に防ぐためにもホイールナットの締め付けトルクはきちんと管理してた方がいいです。
- ブルーシート :雨対策にはこれ!ピットに全員入れるわけではないので、荷物を屋根なしの地面におかなければならない場合があります。これがあるとかなり便利です。
- エアーゲージ :走行前にノーマルの空気圧にあわせていても、走行後には+0.5以上の空気圧の上昇があります。よって、エアーゲージによって再調整になおさなければなりません。セオリーとして空気圧が高いと限界は上がりますが、滑り出しはピーキーになります。逆に低いと限界は下がりますが滑り出しがマイルドになりコントロール性が上がります。走行前にあらかじめ-0.5ぐらいにしておくのも一つのノウハウです。
- エアーポンプ :いわゆる空気入れです。一般にサーキット走行では空気圧を下げることになるので、町乗りでは低めになってしまいます。よって走行後、家路につく前にこれでもとに戻しましょう。
- 携行缶 :予備のガソリンです。サーキットで全開走行をすると、リッターあたり1kmぐらいしか走らない車も少なくありません。TIサーキットですと1週あたり約4km、10週すると40リッター消費します。近くにガススタがないわけじゃありませんが、買いに行くのもめんどくさいので、持っていった方が楽です。また、コーナーでは大きなGがかかるため、燃料タンク内の燃料が傾きます。そのため燃料はある程度多めに入れて走行することをお勧めします。
まだこれがあった方がいいよ!という意見をお待ちしています。どしどしメールください。
第四夜 走行会のためのチューニング!
みなさんこんばんは!第四夜に突入です。
チューニングにもいろいろな形があると思います。町乗り重視のストリートチューン、サーキットにターゲットを絞った競技用チューン、目立つ!かっこいい!のためのドレスアップ。それぞれ、目的に応じたチューニングを施していると思います。同様にサーキットを安全に走るためにも、最低限やっておいたほうがいいよ、というチューニングも結構あります。今回は、こういった物を取り上げていこうと思います。
走りに興味を持っている人が車を買うと、どうしてもエンジンの方に目がいってしまいがちです。シャシダイで○○馬力だ!という会話はよく聞きます。しかし、走るために本当に車が必要としていることは、そういったパーツとしてメジャーなものではなく実は結構地味で目立たないものなのです。これから、サーキットを走ったり、ジムカーナ等で腕を磨こうと考えているなら、そういった情報に流されず本質を見ていきましょう。金が有り余ってるんなら、何でもありだけどね...でも、走り屋は道具じゃなく腕で勝負でしょう!?
ではサーキットでの安全4点セットを紹介しましょう!
1.バッチリとめるぞ君
・ブレーキパッド
何よりもまずこれです。どんなに加速がすごくても止まらなくては死んでしまいます。サーキット走行では、自分がどんなにゆっくり走っているつもりでも、ブレーキの温度はかなり上昇しています。最近のスポーティーカーのノーマルパッド性能はかなり高くなっていますが、連続走行ではつらいです。耐久性を考えると、やっぱりサーキット方向に性能をふったタイプを選んでおくことをお勧めします。ストリートパッドは結構すぐなくなります。素材としては、メタル系は効きは強力ですが、メタルクラッチ同様On,Offとなるので踏力によるコントロール性におとりローター攻撃性も高いです。一方ノンアス系は、逆にノーマルクラッチの半クラみたいにコントロール性に優れています。どのメーカーが良いかは好きずきなので、詳しい人に聞きましょう!
・ブレーキフルード
これまたノーマルのDOT3(三菱はDOT4かな?)では、一瞬でフェードしてしまいベーパーロック(教習所でならったやつ)になります。DOT○というのはオイルでいうグレードみたいなもので、○の数字が大きいほど沸点が高くなります。同じDOT数でも沸点はメーカーによりかなり上下するので気をつけましょう。一般にDOT数が上がるほど、沸点は高くなるのですが、吸湿性(湿気をすうと性能が落ちます)も高くなるので長期的な利用には向いていません。
2.バリバリぐりっぷ君
結構見落としがちなのがタイヤです。見た目も変わらず、消耗品しかも高いとくれば、あまり買う気もおこりません。しかし、走りへの貢献度はエンジンに勝るとも劣らないでしょう。ハイグリップタイヤにすれば、コーナー速度限界も上がりますし、ブレーキも良く利くようになります(ブレーキロックは絶対減ります)。いざぴ〜んち!というときには、タイヤの善し悪しで車の運命が決まってしまうこともあります。Sタイヤ(セミレーシングタイヤ)とはいいませんが、各メーカーのストリート用フラッグシップモデルは欲しいところです。ノーマルタイヤとしてBSのエクスペディア(種類もいろいろありますが)をはいているなら、そのままでも大丈夫です。まずはそいつを履きつぶして腕を磨きましょう。
3.ボディーさぽーと君
よく言われるようにノーマルの3点式シートベルトは、衝撃が強い場合は役に立ちません。エアーバッグを併用して初めて安全と言えるものでしょう。そこで、4点式シートベルトの導入をお勧めします。これは、タイヤと違って見た目もスポーティーに、気持ちもプロドライバー(!?)になります。しかも、安全!!言うことなしでしょう。また、これをつけることにより、ブレーキング時、またはコーナーリング時の体の動きが少なくなりかなり運転しやすくなります。種類はかなりありますが、赤が好きなら「Sabelt」青が好きなら「Willans」の廉価版バックルタイプの4×4にしておけば間違いないでしょう。お金に余裕があればさらに「フルバケ」のシートを入れましょう!この2つで少なくとも3秒ぐらいはタイムを縮められます(?)
4.エンジンがーど君
これまた消耗品です。効果が目に見えない。値段もピンキリ。懐が寒いときはどうしても安っぽい奴を入れてしまいます。そうですエンジンオイルです。サーキット走行するならば、これにはこだわりましょう。良いオイルというのは、油膜切れがなく高温時にも、低温時にもその性能を発揮します。つまり、エンジンが過酷な状態になっても保護してくれているわけです。愛車を長く大切に乗ろうと思うなら、惜しまず投資すべきです。これも、いろいろグレードがあり、性能差も見ただけじゃ分かりません。とりあえずNAならば、粘度の低いもの0W-30とか5W-40とかいう奴ですね。ターボ車ならば、10W-50とか15W-60とかという選択になります。またジムカーナ重視ならば、ターボ車でも5W-40の選択も考えられますが、この辺りはエンジンを開けてみているお店にノウハウを聞きましょう。重要ですよ!加えて油温計があればなおさら良いです。ノーマルの水温計はあてにならないので(あれが動くとはっきり言って終わってます)これさえあればエンジンの管理ができます。冬場は、そんなに温度が上がることはありませんが、夏場はすぐ上がっちゃいますからね。
これらの4点セットがあれば、とりあえず安心して走行会に望むことができるでしょう。え?400馬力だって?足周りは、オーリンズベースの車高調だって?そんな人は、ほっておきましょう。俺は腕で勝負だぜぇ!(しかし、その人がまじで速かったら道を譲りましょう...)
エンジン足周りは、腕が上がってからにしましょう。そうしないとタイムは良いかも知れませんが車にもてあそばれるだけで、腕は全然上がりません。初めから、ちゃんとセッティングされた車に乗った方がいいというはなしもありますが、なかなかそこまではねぇ....ふところがねぇ....そんな金があったら走行会参加費につぎ込んだ方が僕はおもしろいと思うのですがみなさんどうですか?
第五夜 サーキットではここを磨け!
サーキットで合理的にタイムアップを目指すには、ずばり!「理論」が必要だと思います。しかし、理論を先行させるかどうかは個々のドライバーのタイプによることになります。例えば、現在期待のルーキー「山野哲也(てっちゃん)」は「理論は後から付いてくる!」と豪語し、深夜のカー番組で良く見るベテラン元全日本ラリードライバー「日下部」さんは「理論で走る!」とのたまっています。では、どちらが正しいか?ずばり、どちらも正しいでしょう!よく、「事故ってみないとわからない」というように、この世の中頭では分かっていても体験してみなければ分からないことがほとんどですが、もしもの時のための知識も必要です。つまり、山野氏は、「最低限の知識は必要だが、難しいことは体で覚えろ!」と言いたく、日下部氏は「何も考えずに走っていたら、速くならんぞ!」ということが言いたいのではないでしょうか!(と勝手に解釈しておきましょう(笑))
では、最低限の知識とは何か?僕が経験的に思い付くことを紹介しようと思います。
1.ブレーキングは優しく!
峠でのブレーキングは、よく「親の仇ブレーキ」と言われるガツンと一発思い切ったブレーキングをしろと言われます。しかし、サーキットでタイムアップを目指す場合、一般にこのブレーキングは×です。必要とされるのは、車の挙動を乱さない「じわっ」という感じのブレーキなのです。この違いを、一言で表現すると前者は、「減速のためのブレーキ」そして後者は「コーナーリングのためのブレーキ」と言うことができると思います。
走りに興味があれば「ブレーキを残す」という表現を聞いたことがあると思います。この本質は、ブレーキングにより車の荷重を前に移し(フロント荷重)ステアリングの応答性を良くするということです。つまり、ステアリング操作を行う「コーナー入り口からCP(クリッピングポイント)」にかけてブレーキングも同時に行っておかなければいけない」ということです。こう考えると、「親の仇ブレーキ」は急激にフロントに荷重がかかりますが、その反作用として荷重の抜けもはやくなり、ステア操作を行うことにはすでのフロントから荷重が抜けてしまうということになってしまいます。また、コーナー入り口で急激な姿勢変化が起こるため、車が暴れ安定して進入することができません。よって、サーキットでは後者の方がよりよいということになるのです。
イメージとしては、クリッピングポイント付近まで足がブレーキペダルの上にあるという感じです。コーナー入り口で、すでに足がブレーキペダルから離れていたら×ということです。
ならば、前者のブレーキングが間違っているか?というとそれは違います。「親の仇ブレーキ」は、わざと姿勢を崩してリアを出す「タイトなコーナー」で必要となります。峠でのヘアピン、ドリフト、ジムカーナでの180度、360度ターン等では、このブレーキが効果を発揮します。しかし、サーキットでは不必要です。「静かにコーナーに入る」黒沢おやじのこの一言が、ブレーキングの本質をうまく表現しているものだと僕は考えます。
2.ステアリング操作は優しく!
これもブレーキ同様、「優しく」が基本となります。タイトなコーナーが多い峠では、どうしても急激なステア操作を行いがちです。ドリフト派の人も急激なカウンター操作のためその癖がついてしまっているようです。ジムカーナ屋さんは、「パキ切り」と山野のてっちゃんが言うようにこうした動作を意図的におこないます。しか〜し、これもブレーキ同様「急激な姿勢変化」を誘発する物で、安定してコーナーへ進入することができなくなります。ステアリングは「優しく」ということも「静かにコーナーに入る」ためなのです。
3.ステアリングの操作量は少なく!
コーナーで思うように車の向きが変わらないと、どうしてもステアリングを切りすぎてしまいます。しかし、これは単にアンダーを増長しタイヤに負担をかける以外の何物でもありません。
ステアリングのギア比によって変わってきますが、目安としては、ステアリングを9時15分の位置をもって、コーナーで持ち替えなければならないぐらい切るとこれは切りすぎという感じでいいんじゃないでしょうか。ステアリングの操作量が少ないということは、タイヤへの負担も少なく、特に周回数が多いレースになってくるとその威力を発揮します。これができるようになると、タイヤの減りも少なくなり、ふところもにっこり!になります。日ごろから意識して走りましょう!!
4.イメージどおりのラインを走れ!
どのサーキットも必ず、その車に合ったレコードラインというものが存在します。ラインの違いは、回転数を落とさないように走る「NAライン」と、立ち上がりを重視して最高速を伸ばす「ターボライン」の2つに分けることができると思います。これらのラインは、コース図とにらめっこしながら、もしくは、レーサーのインカービデオ等から研究しましょう。そして、自分が走るべきラインが決定したら、毎回同じラインを走ることができるように意識して走ることです。毎回、何となく走っていたら、たまたま良いタイムを記録したとしても、二度とそのタイムを記録できないということになりますし、進歩はありません。
数多くの速い人に聞いたりして、最速ラインの研究は日々行うべきです!
さぁ!目標をもってサーキット走行を楽しみましょう!!
第六夜 サーキットでのルールと安全装備
初めての走行会で最も心配なのは、「他人に迷惑をかけないだろうか?」という事ではないでしょうか? しかし、実際走行会に参加してみると、これらの説明がなく、困ってしまう人が多いことと思います。この辺りは、走行会が一般的になってから間もないため、サーキットまたは開催側の経験不足から徹底されていないことが多いです。しかし、サーキットを走行するには、気をつけておかなければならない点、それぞれのサーキットにおけるルールがあります。一人一人の勝手な行動が、事故を招き、走行会を開催しにくい状況を作りしてしまう恐れがあります。こうした理由で、サーキット走行が身近になってる現在、走行会に参加する前に、参加者自身がこれらを確認しておくことが重要だと思います。
走行における注意点
- 常にルームミラーを確認する (後続車に注意を払う。明らかに速い車が近づいた場合は進路を譲る)
- コース内では、運転席側の窓は全閉もしくは全開 (できるだけ全閉にする。同乗者がいる場合は、助手席側も全閉)
- コースアウトした場合、速やかに車から離れる (クラッシュパッドやタイヤバリアには決して触れない)
- 牽引フックの確認をしておく (コースアウトした時、インターバルの間に速やかに牽引できるため)
- 旗の意味を理解しておく (詳しくはこちらを参照下さい)
- メインストレート、コーナー入り口では、旗の確認をする (赤旗、黄旗等が振られている場合がある)
- コースインしてから慣らし運転の間はハザードを点灯させる (車がトラぶった場合も同様にする)
- 後続車に先行させる場合、できるだけストレートにおいてウインカーで意思表示をする (コースインする場合もウインカーで合図する)
- フリー走行では、他車の動きを見て安全なラインを取る (常にアウトインアウトは危険)
- オイルキャッチタンクを装備する (ブローバイが多いチューニングエンジンには装着義務です)
安全装備
- 4点式以上のシートベルト (安全かつ走りにも貢献する重要装備です)
- ロールバー (ボディー剛性アップの意味もありますが、クラッシュしたときの安全性確保にはかなり重要です)
- 油温計 (エンジンブローを免れるためには必要です、水温計よりもまずこれが先)
- レーシングスーツ (だいたい\50,000以上の物は、対火素材であるノーメックスを使用しています)
以上の点を、認識した上で走行会に参加しましょう!!
走行会に参加したいけど不安だなぁ。という方とりあえずASCの走行会に参加してみて下さい。多くの人たちにサーキット走行の楽しさを感じていただき、国内でモータースポーツがますます発展していくことが僕たちの夢であり、目標であります。サーキットでお会いできることを楽しみにしています。

Count
Start '98.2.1
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