みなさんこんにちは!!このコーナーではASCのドライビング部長(!?)私つっし〜が、自分の体験を中心にモータースポーツのおもしろさを紹介したいと思います。
モータースポーツへの第1歩としてこれから走行会に参加しようと考えている君!ジムカーナやダートラ等への競技に参加しようと考えている君!このコーナーを参考にしてくれ!!と言いたいけど、僕もまだまだ駆け出しの身、一緒に勉強して行きましょう!!
また、このコーナーで取り上げてもらいたいテーマ等がありましたら、どしどしメールください。
第一夜 日本のモータースポーツを支えるのは君だ!
残念ながら、現在日本国民のモータースポーツへの関心は極めて低いです。一方、アメリカではインディーカー、ヨーロッパではWRCなど国民みんながトップドライバーの名前を覚えているほど人気があります。この差はなんだ?ということになりますが、それはずばり「日本人のヒーローがいない!!」ということではないでしょうか?確かに、WRCには○○ネンというフィンランドのドライバーばかり...あれだけ日本のワークス勢が名を馳せているのになぜ?F1にはとりあえず出場してはいるがトップワークスのドライバーはなし、JTCCは深夜のBS放送のみと国民が感心をもてる環境ありません。つ・ま・り
昨年のサッカーワールドカップをみれば、その意味をみなさんイメージできることでしょう。
そういう中、日本でも年々モータースポーツが身近になりつつあります。全国を見渡すと、日本にも実は昔から数多くのサーキット、ミニサーキットがありました。今までサーキット走行会というと、金持ちの遊び場、マジで速い人のみの競技場というイメージが一般人を遠ざけていました。そのため、峠や埠頭などで走り回るほうへと流れてしまい、世間からは走り屋=暴走族と同一視され、後ろ指をさされがちな状況にあります。しかし、最近ようやく毎月多くの一般向けの走行会が開催され、参加費も\10,000〜\20,000とリーズナブルになってます。車好きを自称する君!峠最速を自称する君!これに参加しないわけにはいかないでしょう。そこで「あれ?おれってめちゃ速いやん!!」と感じる君!そういう君を日本国民は待ちわびているのです。そう、日本のモータースポーツを支えるのは君なのである。
第二夜 走行会に参加しよう!
自分の車はどれぐらいの実力があるのだろう?自分の腕前はどれぐらいなんだろう?君が車好きならば必ず考えることだと思います。もし、これが5年前なら行き着く先は、峠や埠頭だったかも知れません。しかし、現在はずばり「サーキット」でしょう。
サーキットといっても、規模はいろいろあります。有名どころの鈴鹿サーキット、富士スピードウェイなどなど...これらは、いわゆる大規模のサーキットです。参加費も高く、ストレートが長いので最高速がのびるため、サーキット走行の経験がない場合は他で腕を磨いてからの方が良いと思います。比較的安く、気軽に走れるサーキットといえば、近畿地区では、TIサーキット(これも大規模に入るかな?)、セントラルサーキット、中山サーキットではないでしょうか?(関東では、日光、筑波、エビス等があると思います。が、筆者は行ったことがないので...)
サーキットを一度でも走ったことがある人ならば、みんな感じていることだと思いますが、ここほど走りに全神経を集中できる場所はありません。対向車はないし、歩行者もない。いるのは、ライバルと言うべく車のみです。一度走ると、峠との次元の違いを実感せざるを得ないものがあります。僕も、峠を走っていました(今もたまに走りますが...(笑))。しかし、何度車をぶつけたでしょうか?よく峠の走り屋さんに走行会は高いという声を聞きますが、これらの修理費を考えても、絶対安いです。また、峠や埠頭を、じじいになっても走るわけは行かないでしょう。しかし、走行会にはその気になれば一生参加することが出来ます。サーキット走行は、立派なモータースポーツとして考えることが出来ると思います。これからは、週末は、「ゴルフ」ではなく「走行会」という時代が来るかも知れません。(...わけね〜か(笑))
では、どの走行会に参加すればいいのか?ということになります。雑誌等を見ると、毎月たくさんの走行会が開催されています。ずばり、それぞれの走行会ごとに参加者の目的は違います。例えば、「ドリフト走行会」ならばパフォーマンス中心の走りになりますので、マジで走ろうとなると危険極まりないです。または、「タイムアタック」ならば、結構マジで走りに来ている人が多いため、初心者がのろのろ走っているとかなり怖い思いをするかも知れません。つまり、どんな人を対象にしているかを調べなければいけません。「そんなの、めんどくさいや!」という人は、ASCの走行会に参加しましょう。今年は、数多く予定していますし、値段もかなりリーズナブルです。しかも、すべて模擬レースを予定しており、レースというフリー走行とはまた違ったものを体験することが出来ます。(詳しくは、年間活動を...)
サーキット走行会以外に、「ジムカーナ練習会」という選択肢もあります。ジムカーナとは、パイロンを並べたりして作った1周1分強のコースの最速タイムを競う、JAF公認競技です。スピードレンジもサーキット走行に比べ低く、走りの基本技術が備わっていないとタイムが出ないため、腕を磨くにはうってつけだと思います。サーキットでタイムアップにつまずいた時に参加してみるのもいいと思います。近畿圏では、「名阪スポーツランド」で数多く練習会が行われています。1台ずつしか走ることが出来ないため、練習会によって走れる本数は違いますが(だいたい1日10本前後)1本ごとの集中力は並大抵でないため、結構満腹になります。値段も\5,000〜\10,000と安いです。
走行会には、何を持っていけばいいか?初めての時は特に悩む事です。いりそうな物を何でもかんでも持っていくと、サーキットに行ってからの整理が大変ですし、邪魔になるだけです。やっぱり、必要な物を最小限もっていくのが良いと思います。それでは、ピックアップして行きましょう。
あったらいい物
まだこれがあった方がいいよ!という意見をお待ちしています。どしどしメールください。
みなさんこんばんは!第四夜に突入です。
チューニングにもいろいろな形があると思います。町乗り重視のストリートチューン、サーキットにターゲットを絞った競技用チューン、目立つ!かっこいい!のためのドレスアップ。それぞれ、目的に応じたチューニングを施していると思います。同様にサーキットを安全に走るためにも、最低限やっておいたほうがいいよ、というチューニングも結構あります。今回は、こういった物を取り上げていこうと思います。
走りに興味を持っている人が車を買うと、どうしてもエンジンの方に目がいってしまいがちです。シャシダイで○○馬力だ!という会話はよく聞きます。しかし、走るために本当に車が必要としていることは、そういったパーツとしてメジャーなものではなく実は結構地味で目立たないものなのです。これから、サーキットを走ったり、ジムカーナ等で腕を磨こうと考えているなら、そういった情報に流されず本質を見ていきましょう。金が有り余ってるんなら、何でもありだけどね...でも、走り屋は道具じゃなく腕で勝負でしょう!?
ではサーキットでの安全4点セットを紹介しましょう!
1.バッチリとめるぞ君
・ブレーキパッド
何よりもまずこれです。どんなに加速がすごくても止まらなくては死んでしまいます。サーキット走行では、自分がどんなにゆっくり走っているつもりでも、ブレーキの温度はかなり上昇しています。最近のスポーティーカーのノーマルパッド性能はかなり高くなっていますが、連続走行ではつらいです。耐久性を考えると、やっぱりサーキット方向に性能をふったタイプを選んでおくことをお勧めします。ストリートパッドは結構すぐなくなります。素材としては、メタル系は効きは強力ですが、メタルクラッチ同様On,Offとなるので踏力によるコントロール性におとりローター攻撃性も高いです。一方ノンアス系は、逆にノーマルクラッチの半クラみたいにコントロール性に優れています。どのメーカーが良いかは好きずきなので、詳しい人に聞きましょう!
・ブレーキフルード
これまたノーマルのDOT3(三菱はDOT4かな?)では、一瞬でフェードしてしまいベーパーロック(教習所でならったやつ)になります。DOT○というのはオイルでいうグレードみたいなもので、○の数字が大きいほど沸点が高くなります。同じDOT数でも沸点はメーカーによりかなり上下するので気をつけましょう。一般にDOT数が上がるほど、沸点は高くなるのですが、吸湿性(湿気をすうと性能が落ちます)も高くなるので長期的な利用には向いていません。
2.バリバリぐりっぷ君
結構見落としがちなのがタイヤです。見た目も変わらず、消耗品しかも高いとくれば、あまり買う気もおこりません。しかし、走りへの貢献度はエンジンに勝るとも劣らないでしょう。ハイグリップタイヤにすれば、コーナー速度限界も上がりますし、ブレーキも良く利くようになります(ブレーキロックは絶対減ります)。いざぴ〜んち!というときには、タイヤの善し悪しで車の運命が決まってしまうこともあります。Sタイヤ(セミレーシングタイヤ)とはいいませんが、各メーカーのストリート用フラッグシップモデルは欲しいところです。ノーマルタイヤとしてBSのエクスペディア(種類もいろいろありますが)をはいているなら、そのままでも大丈夫です。まずはそいつを履きつぶして腕を磨きましょう。
3.ボディーさぽーと君
よく言われるようにノーマルの3点式シートベルトは、衝撃が強い場合は役に立ちません。エアーバッグを併用して初めて安全と言えるものでしょう。そこで、4点式シートベルトの導入をお勧めします。これは、タイヤと違って見た目もスポーティーに、気持ちもプロドライバー(!?)になります。しかも、安全!!言うことなしでしょう。また、これをつけることにより、ブレーキング時、またはコーナーリング時の体の動きが少なくなりかなり運転しやすくなります。種類はかなりありますが、赤が好きなら「Sabelt」青が好きなら「Willans」の廉価版バックルタイプの4×4にしておけば間違いないでしょう。お金に余裕があればさらに「フルバケ」のシートを入れましょう!この2つで少なくとも3秒ぐらいはタイムを縮められます(?)
4.エンジンがーど君
これまた消耗品です。効果が目に見えない。値段もピンキリ。懐が寒いときはどうしても安っぽい奴を入れてしまいます。そうですエンジンオイルです。サーキット走行するならば、これにはこだわりましょう。良いオイルというのは、油膜切れがなく高温時にも、低温時にもその性能を発揮します。つまり、エンジンが過酷な状態になっても保護してくれているわけです。愛車を長く大切に乗ろうと思うなら、惜しまず投資すべきです。これも、いろいろグレードがあり、性能差も見ただけじゃ分かりません。とりあえずNAならば、粘度の低いもの0W-30とか5W-40とかいう奴ですね。ターボ車ならば、10W-50とか15W-60とかという選択になります。またジムカーナ重視ならば、ターボ車でも5W-40の選択も考えられますが、この辺りはエンジンを開けてみているお店にノウハウを聞きましょう。重要ですよ!加えて油温計があればなおさら良いです。ノーマルの水温計はあてにならないので(あれが動くとはっきり言って終わってます)これさえあればエンジンの管理ができます。冬場は、そんなに温度が上がることはありませんが、夏場はすぐ上がっちゃいますからね。
これらの4点セットがあれば、とりあえず安心して走行会に望むことができるでしょう。え?400馬力だって?足周りは、オーリンズベースの車高調だって?そんな人は、ほっておきましょう。俺は腕で勝負だぜぇ!(しかし、その人がまじで速かったら道を譲りましょう...)
エンジン足周りは、腕が上がってからにしましょう。そうしないとタイムは良いかも知れませんが車にもてあそばれるだけで、腕は全然上がりません。初めから、ちゃんとセッティングされた車に乗った方がいいというはなしもありますが、なかなかそこまではねぇ....ふところがねぇ....そんな金があったら走行会参加費につぎ込んだ方が僕はおもしろいと思うのですがみなさんどうですか?
サーキットで合理的にタイムアップを目指すには、ずばり!「理論」が必要だと思います。しかし、理論を先行させるかどうかは個々のドライバーのタイプによることになります。例えば、現在期待のルーキー「山野哲也(てっちゃん)」は「理論は後から付いてくる!」と豪語し、深夜のカー番組で良く見るベテラン元全日本ラリードライバー「日下部」さんは「理論で走る!」とのたまっています。では、どちらが正しいか?ずばり、どちらも正しいでしょう!よく、「事故ってみないとわからない」というように、この世の中頭では分かっていても体験してみなければ分からないことがほとんどですが、もしもの時のための知識も必要です。つまり、山野氏は、「最低限の知識は必要だが、難しいことは体で覚えろ!」と言いたく、日下部氏は「何も考えずに走っていたら、速くならんぞ!」ということが言いたいのではないでしょうか!(と勝手に解釈しておきましょう(笑))
では、最低限の知識とは何か?僕が経験的に思い付くことを紹介しようと思います。
1.ブレーキングは優しく!
峠でのブレーキングは、よく「親の仇ブレーキ」と言われるガツンと一発思い切ったブレーキングをしろと言われます。しかし、サーキットでタイムアップを目指す場合、一般にこのブレーキングは×です。必要とされるのは、車の挙動を乱さない「じわっ」という感じのブレーキなのです。この違いを、一言で表現すると前者は、「減速のためのブレーキ」そして後者は「コーナーリングのためのブレーキ」と言うことができると思います。
走りに興味があれば「ブレーキを残す」という表現を聞いたことがあると思います。この本質は、ブレーキングにより車の荷重を前に移し(フロント荷重)ステアリングの応答性を良くするということです。つまり、ステアリング操作を行う「コーナー入り口からCP(クリッピングポイント)」にかけてブレーキングも同時に行っておかなければいけない」ということです。こう考えると、「親の仇ブレーキ」は急激にフロントに荷重がかかりますが、その反作用として荷重の抜けもはやくなり、ステア操作を行うことにはすでのフロントから荷重が抜けてしまうということになってしまいます。また、コーナー入り口で急激な姿勢変化が起こるため、車が暴れ安定して進入することができません。よって、サーキットでは後者の方がよりよいということになるのです。
イメージとしては、クリッピングポイント付近まで足がブレーキペダルの上にあるという感じです。コーナー入り口で、すでに足がブレーキペダルから離れていたら×ということです。
ならば、前者のブレーキングが間違っているか?というとそれは違います。「親の仇ブレーキ」は、わざと姿勢を崩してリアを出す「タイトなコーナー」で必要となります。峠でのヘアピン、ドリフト、ジムカーナでの180度、360度ターン等では、このブレーキが効果を発揮します。しかし、サーキットでは不必要です。「静かにコーナーに入る」黒沢おやじのこの一言が、ブレーキングの本質をうまく表現しているものだと僕は考えます。
2.ステアリング操作は優しく!
これもブレーキ同様、「優しく」が基本となります。タイトなコーナーが多い峠では、どうしても急激なステア操作を行いがちです。ドリフト派の人も急激なカウンター操作のためその癖がついてしまっているようです。ジムカーナ屋さんは、「パキ切り」と山野のてっちゃんが言うようにこうした動作を意図的におこないます。しか〜し、これもブレーキ同様「急激な姿勢変化」を誘発する物で、安定してコーナーへ進入することができなくなります。ステアリングは「優しく」ということも「静かにコーナーに入る」ためなのです。
3.ステアリングの操作量は少なく!
コーナーで思うように車の向きが変わらないと、どうしてもステアリングを切りすぎてしまいます。しかし、これは単にアンダーを増長しタイヤに負担をかける以外の何物でもありません。
ステアリングのギア比によって変わってきますが、目安としては、ステアリングを9時15分の位置をもって、コーナーで持ち替えなければならないぐらい切るとこれは切りすぎという感じでいいんじゃないでしょうか。ステアリングの操作量が少ないということは、タイヤへの負担も少なく、特に周回数が多いレースになってくるとその威力を発揮します。これができるようになると、タイヤの減りも少なくなり、ふところもにっこり!になります。日ごろから意識して走りましょう!!
4.イメージどおりのラインを走れ!
どのサーキットも必ず、その車に合ったレコードラインというものが存在します。ラインの違いは、回転数を落とさないように走る「NAライン」と、立ち上がりを重視して最高速を伸ばす「ターボライン」の2つに分けることができると思います。これらのラインは、コース図とにらめっこしながら、もしくは、レーサーのインカービデオ等から研究しましょう。そして、自分が走るべきラインが決定したら、毎回同じラインを走ることができるように意識して走ることです。毎回、何となく走っていたら、たまたま良いタイムを記録したとしても、二度とそのタイムを記録できないということになりますし、進歩はありません。
数多くの速い人に聞いたりして、最速ラインの研究は日々行うべきです!
初めての走行会で最も心配なのは、「他人に迷惑をかけないだろうか?」という事ではないでしょうか? しかし、実際走行会に参加してみると、これらの説明がなく、困ってしまう人が多いことと思います。この辺りは、走行会が一般的になってから間もないため、サーキットまたは開催側の経験不足から徹底されていないことが多いです。しかし、サーキットを走行するには、気をつけておかなければならない点、それぞれのサーキットにおけるルールがあります。一人一人の勝手な行動が、事故を招き、走行会を開催しにくい状況を作りしてしまう恐れがあります。こうした理由で、サーキット走行が身近になってる現在、走行会に参加する前に、参加者自身がこれらを確認しておくことが重要だと思います。
走行における注意点
安全装備
以上の点を、認識した上で走行会に参加しましょう!!
最近のスポーツタイプの車は、ノーマルでも十分サーキットやジムカーナに対応するほどバランス良くできています。今の僕の車(ファミリアGT-R)では、どのステージで戦ってもノーマルのエボ5には勝てないでしょう。第四夜で主張した腕を磨くだけでは、必ずや「俺の車はボロイから」という「いいわけ」が出てきます。こうなってくると、迷わず次のステップに進みましょう(笑)。つまり、古い車も言い訳できないようにきっちりチューニングして、最新の車と十分に渡り合えるようにしようということです。サーキットでは、AE86に追い回される、AE111やS13に追い回されるS14などは当然ですよね。
チューニングといってもいろいろあると思いますが、このコーナーのコンセプトに沿うように「タイムアップのためのチューニング」を考えていこうと思います。どうも最近の雑誌の影響により、巷では「純正部品=ボロイ」「社外品=スゴイ」という関係式が成り立ってしまっているように思います。しかし、実際はそうとも言えません。純正部品には、トータルバランスを考え膨大な開発費がかかっています。確かに商品としては、一部の劣悪品を除いて、社外品の方がよいかもしれませんが、メーカーの技術者が考えに考えたバランスを崩すわけですから、パーツ選びは慎重にならなければなりません。社外品メーカーも消費者の需要を考えて、高性能、ハイセンス、低価格を追求しているわけですが、売れなければならないという理由から、多くの妥協点が存在するということを念頭に置いておかなければなりません。つまり、その製品が何を主に追求しているかを知る必要があります。このようにして、本当にに自分が必要としている物かどうかを判断しなければならないのです。
こう考えると、星のようにあるパーツのなかから自ずから自分に適した物が絞られて来ると思います。競技をメインと考えるならば、レース屋、競技屋がSPLとして発売している物、ストリートを重視するなら、汎用品として大手メーカーから発売されている物、自分の中で方向性がはっきりしているならば、フルオーダーというのも考えらると思います。この辺りは、遠回りをせず合理的にタイムアップを目指す場合は、ノウハウ、データをもっているレース屋、競技屋に相談した方がよろしいかと考えます。自分であれこれ考えるのが、楽しいんですけどね。僕も、このためにかなり遠回りをしてしまいました。
それでは、タイムアップを考える場合どういったとこに手を入れればいいでしょうか?一般のカー雑誌に大きな影響を受けていると、どうしても、まずはマフラー、エアクリ、ターボ車ならブーストアップが思い浮かぶかも知れません。また、劣悪なショップでは、このメニューを勧められるかも知れません。しかし、これは車として一番わかりやすいパワーのみを追求する今の流行りに流されただけの判断で、トータルで車を考えた場合本質的ではないでしょう。まずは、車全体をイメージしてみましょう。車は、どうやって走っているか、曲がっているか、止まっているか。それぞれをイメージしていくと、ノーマルでは不十分である本当に必要な物が、自ずから浮かんでくると思います。同じ予算でも、手を入れる場所によって車のポテンシャルが大きく変わってくることが分かると思います。その中で、ここをやっておくべきだ!と考え得る物を挙げてみようと思います。
・タイヤ
第四夜でも主張したタイヤです。地味な物ですがこの効果は、他に挙げるどのパーツにも劣りません。Sタイヤにするだけで、ノーマルのラジアルタイヤに比べ、1分程度ののジムカーナコースでは、確実に2秒縮まります。サーキットにおいても、2分程度のコースで2〜3秒は確実です。ソフトコンパウンドのSタイヤで、小、中排気量の車では走行会4回程度で寿命、というサイクルになると思います。17インチ以上なら現在はYOKOHAMAタイヤのA032Rの選択肢しかありませんが、サイズさえあればBRIDGESTONEの540Sにしておいて間違いはないと思います。
・ブレーキ
これも第四夜で主張した物です。この選択でかなり走りのスタイルが変わると思います。初心者の時は、初期制動の強力なフルメタルパッドが心強いと思います。ENDLESSならばCC-M、MARVELならType-Dとかですね。第六夜で紹介したブレーキングができるようになれば、コントロール重視のパッドがお勧めです。ENDLESSならNA-R、Project μならN-5000などです。一方、サーキット走行時のみパッドが交換できるならば、サーキット専用のパッド、project μのN1R等がよろしんじゃないでしょうか。パッドは、メーカーや店とよく相談して目的にあった物を選択しましょう!
ハードに走行するならば、ブレーキオイルのエア抜きは確実に行い、半年に1回ぐらいの周期で交換しましょう。
・バネ&ショック
今回挙げる中では、最もメジャーなパーツではないでしょうか。そのため、数多くのメーカーからラインナップされ、選択肢に苦労します。しかし、とりあえず現在の主流は「しゃこちょー」と呼ばれる「車高調整式」です。長く使っていくことを考えると、文句なくノーマル形状ではなく、車高調にしたほうが良いと思います。現在ノーマル形状のメリットとしては、「低価格」「セッティングが容易」以外ないとの声も多く、JAFのレギュレーションで公認になった98年度から、競技界は一瞬にして車高調にシフトしました。各メーカーにより、コンセプトが異なっているので、自分の目的にあったものを選びましょう。カタログでは分からない、メーカーによる作りの善し悪しがあるので、これもノウハウをもっている店に相談すべきだと思います。そして、交換後は必ずアライメント測定を行いましょう!
・LSD
LSD製作に取り組むメーカーが増え、最近は雑誌でもよく取り上げられるようになりました。しかし、その効果が直感的に分かりにくいこともあり、装備をためらっている人も多いと思います。効果の説明は他に譲るとして、とりあえず百聞は一見にしかず、一度機械式のLSDが入っている車に乗ってみて下さい。その違いは、強力です!特にFF車の場合なんかは、乗り方を変えなければならないぐらいフィーリングが変わります。4WD車は、フロント、センター、リアの3つのLSDのセッティングで、FR的にもFF的にもする事ができます。FFジムカーナでは必須、FR車は、リア1WAYor1.5WAYで立ち上がりが明らかに変わるでしょう。
・強化ブッシュ
地味なパーツですが、その効果は明らかです。主に、ロアアームやスタブブッシュ、各種リンクに圧入されている物を交換することになりますが、エンジン、ミッションマウントも同時に交換するとより効果的です。効果としては、ドライバーへのインフォメーションを増やすというものと、サスペンションのレスポンスを上げるという物です。エンジンマウントは、加速減速時のエンジンの動きを抑制し、ミッションマウントはミッションの入りを良くします。98年度のJAFレギュレーションより、ピロポールの使用が認められるようなりましたが、これに関してはスラローム競技では挙動がシビアになりすぎて賛否両論のようです。しかも、メンテが面倒で雨の日の走行後などはグリスアップ等を必要としストリートユースには向いてないでしょう。ただ、ピロアッパーマウントは、お勧めです。
・ボディー補強
ボディー補強は、奥が深いです。競技界でも、賛否両論ですし車種によっても必要性は変わってきます。スポット増しは高価なため、一般にはロールバーによる補強になると思います。ロールバーは重量物であり、一般に6点式で30kg程度は覚悟しなければなりません。これは、ローパワー車にとっては、かなり重要な問題になります。そこで、どこまで補強するかがノウハウになってくるのです。また、補強することによってより弱い部分が早く破損するという問題も考えられます。しかし、その効果ははっきり分かり、特に高年式車の場合コーナーでのトラクションの掛かり方の違いは間違いなく感じることができるでしょう。また、安全面にも貢献度は高く、高速走行が好きな場合は入れておいてそんはないでしょう。レース屋さんは、ボディー補強と強化ブッシュでシャーシができあがた後、足周りのセットアップにはいるのがセオリーのようです。
これらを見ると一つの方向性が見えてくると思います。そうです、エンジンには触れていません。エンジンは、ノーマルでも十分スポーツ走行にも対応する物だと考えます。しかも、手を入れるとすると上記の物すべて行うのと同等、もしくはそれ以上の予算が必要になってくる場合があります。つまり、順番としてはまず上記の事を行う方が効率的にタイムアップがねらえるということです。
みなさんのご意見をお待ちしています。
コストパフォーマンスが高いチューニング(?)の一つに「軽量化」があると思います。特に車重が1000kg前後のライトウエイトNA車においては極めて効果的なチューニングでしょう。しかし、これの効果を明らかに体感できる場所としては、「サーキット」や「スラローム競技」のような1/100を争う場面だと思いますが、車としては軽いことに越したことはないので、効果は必ずあるチューニングです。そのメリットとしては以下のことが考えられるでしょう。
・加速性が良くなり、運動性も良くなる → トップスピードやコーナーリングスピードが上がる
・ブレーキやシャーシへの負担が軽くなる → 長時間のハード走行に対応
・燃費が良くなる → ふところにっこり
・気合いが感じられる車になる(笑) → 硬派の走り屋には注目の的!
逆にデメリットとしては?
・室内がやかましくなる → 会話が聞こえない、カーステが聞こえない
・エアコンまで手を入れると... → 夏は死んでしまう。雨の日は地獄。女の子に嫌われる。
・重量バランスが悪くなる → 特にフロントミッドシップ車のFDやGTOなどは要注意!
こう考えると、度が過ぎなければストリートでのかなり有効なチューニングだと思います。では、どこに手を入れれば軽量化できるのでしょうか?この辺りは、車によって効果の程度が変わってきますが、一般的に考えれる点を上げていこうと思います。
・ボンネットのFRP化
:ボンネットがスチールの車種には効果があります。一般的に10kgの程度の軽量化になります。重心から見ると、高い位置にあるボンネットの軽量化はロールという点が効果が高いです。またフロントヘビーのFFにとっては、かなり効果的な軽量化だと思います。ロードスターやGT-Rのようなノーマルでボンネットがアルミの物は、CFRP(カーボン)にしないと大幅な軽量化にはならないと思います。さらにこだわるなら、フェンダーやリアゲートなどもFRPにしましょう。ただし強度的には、ノーマルに比べ劣るので事故の時は覚悟しておかなければなりません...。
・バッテリーを軽量ドライバッテリーに!
:2000cc以上の車には、ノーマルでは結構大型のバッテリーが搭載されています。これを軽量のドライバッテリーにする事によって実は、10kg程度の軽量化になるのです。最近のドライバッテリーは高性能になっており、エアコンを多用する町乗りにも十分対応します。特に、バッテリーがフロントオーバーハングにレイアウトされている車種は、ノーズの入りが明らかに違ってくるほど効果があります。
・シートをフルバケに!
:FRP製のフルバケは一脚5kg程度と軽量です。しかし、実はシートレールというのが結構くせ者で、ノーマルレールに比べると一般に社外品のレールは重く作られています。よって、1脚かえるだけではそれほど軽量化する事ができません。こだわるなら、このシートレールもできるだけ軽い物を探しましょう。マジで軽くしたければ、フロアに直づけです!!また、リクライニング型のバケットシートは一般的にノーマルシートより重いです。例えば、シビックtypeRの運転席、助手席をRECARO SR-3にすることにより5.13kg重くなっています。
・アンダーコートはがし!
:殆どの車には、車内のフロアとタイヤハウスにこのアンダーコートが敷き詰められています。目的は、「吸音、吸熱」なのでとることによって多少、うるさくまたは熱くなります。しかし、5kg程度の軽量化が可能なので、手間さえ気にしなければタダで軽量化できる点です。冷やせば、はがし安くなるので「コールドスプレー」や「ドライアイス」でしっかり冷やした後、スクレーバーでえぐっていけば1日あればなんとかなります。えぐった後は、ガソリン等で拭いてやればきれいになります。ただし町乗りをする場合は、カーペットは残しておいた方がいいとおもいます。とってしまうと、雨の日などは床がつるつる滑ってやっかいです。また、車内の掃除も大変になります。
・エアコンとっばらい!
:これはかなり勇気が必要な軽量化でしょう。フロントが20kg軽くなるので、かなり理想的な軽量化です。しか〜し、それに対する代償は大きいです。夏は、夏を満喫!雨の日は、曇りを満喫!助手席の連中は、ぐちばかり、おそらくドリンクを持って乗らないと夏場は脱水症状も考えられます。ホントに必要だと感じたらやりましょう!しかし、硬派の車好きには「気合いはいっとるなー」と羨望のまなざしを受けるでしょう。
・内装とっぱらい!
:まずはリアシートから...しか〜し、とっぱらってみると、いかにリアシートがぺらぺらかがわかると思います。つまり、ばりばり軽くなりようなリアシートを取っ払っても10〜20kg程度しか軽くなりません。日常性が損なわれることを考えると、走る時だけはずすというのも考えられます。結構簡単にとれちゃいます。おもいきって取っ払う場合は、リアのシートベルトも一緒にとってしまいましょう。
・軽量フライホイール!
:フライホイール交換は、回転の慣性力低減によりアクセルレスポンス向上という効果もありますが、軽量化にも交換しています。ノーマルに比べ3〜4kg軽量化できるので、特にFFの場合はフロントが軽くでき効果は一石二鳥です。
・軽量ホイール&ホイールナット!
:最近のホイールのトレンドはずばり、「軽量鍛造ホイール」でしょう。有名どころでは、「TE37」や「リーガマスター」なのでしょう。在庫もなかなか見つからず、すぐに手に入らないほど人気があるホイールです。ノーマルアルミにくらべると15inchで1つ5kg程度の軽量化になります。バネ下荷重は、バネ上に比べ15倍の効果があると言われていることを考えると、この効果は絶大でしょう。しかし、体感はできないとの話ですが...。僕は、なによりタイヤ交換が楽というのにひかれます。ホイールナットも、ジュラルミンのものにすることにより多少なりとも軽くなります。軽量ナットは、持ってみるとその軽さに感激しますよ!
・アルミシェルケースの車高調!スプリングも軽いやつを!
:これもホイール同様バネ下荷重の軽減のためです。一部のレースレギュレーションでは、アルミケースを禁止していますが、草レースではなんでもありです。多少値段がはありますが、こういったところにも分かった上でこだわってみましょう。直巻きスプリングも自由長が限界まで短い物を選択すると、さらに軽くなります。
レース仕様にする事を考えると、ガラスのアクリル化やパワステとっぱらいなども考えられますが、こんなことをすると車庫入れも難しく、窓もろくに拭けない車になってしまうので、このへんでやめておきましょう。しかし、上記のことすべて行うと100kg〜150kgの軽量化をみこむことができます。これだけ軽量化すれば、走りは激変することでしょう。軽量化は、極めて本質的なチューニングなのです。
ホント久々の更新です。この1年間愛車が入院しており、どうも僕のテンションが下がってしまってました。愛車が復活した現在、更新もがんばって行こうと思いますので応援よろしくお願いします。
ASCの走行会でも今まで雨の日が何日かありました。そのうち何日かは晴れか雨かきわどい線でしたが、何日かは事前に大雨が予想できる日でした。もしあなたが雨の日だからといってあきらめず良いタイム、よい成績を目指すなら「雨の日用のセッティング」を考えなければならないでしょう。ちゅーことで、今回は「雨の日」について考えてみようと思います。
雨の日のセッティングといってもレーシングカーのように「レインタイヤ」「足周りのフル交換」「空力デバイスの調整」なんてできるわけありません。走行会フリークが手軽にできることと限定すると次のようなことが挙げられるのではないでしょうか、
1.足周りの検討
2.ボディー剛性の検討
3.タイヤの検討(空気圧)
4.ワイパーの検討
5.ウエイトの検討
まず1ですが、路面が濡れると当然路面の摩擦係数が下がりグリップが落ちます。そのためにドライ用のガチガチのセッティングではブレーキングによる荷重移動ができにくくなります。よって足周りを柔らかくする必要があるのです。同様の理由で車高も多少上げてストロークを稼ぐことによって荷重移動をしやすくしてやります。これらの理由は、よりグリップの低い路面を走行する、ダートラ車両や北海道などで開催される雪道ラリー用にセッティングされた車を考えると納得できると思います。おおよそダートラ車両のバネ定数はノーマル+α程度、雪道用に至ってはノーマルより柔らかいバネをチョイスすることもあるようです。リアが出過ぎるFR車は、リアのアライメントをトーインの方向に調整してみるのも手です。よって考えられる手段は、
「車高を上げてみる」「バネを柔らかい物にかえてみる」「ショックの減衰力をさげてみる」「リアのトーイン調整」
次に2ですが、これも1と同様の理由です。サーキットよりも低速域で急激なターンを要するジムカーナでは、あまりボディー剛性を上げません。これもターンするときに荷重移動をしやすくするため、ある程度ボディーのねじりを必要とするからです。荷重移動がしづらく、コーナーリング速度が遅いウエット路面でも、このボディーのねじりを積極的に使おうというわけです。よって考えられる方法は、
「タワーバーを取り外す」「ロールケージのボルトをゆるめる」
次に3です。ドライでいつもSタイヤを使用している人は、タイヤの選択に非常に頭を悩ませるところだと思います。一般的に溝が十分あるSタイヤは、ヘビーウエットでないかぎりストリートラジアルよりもグリップすると言われています。ここで言う溝があるというのは、8分山程度と言った方が確実なのではないでしょうか。しかし、考えてみてください。Sタイヤは表面温度が適温になって初めて性能を発揮します。一方、ストリートラジアルはかなりワイドなレンジでグリップします。雨の日は表面温度は上がりにくく、Sタイヤの本領発揮ポイントが少なくなるということも頭に入れておく必要があると思います。僕は個人的に雨の日は、各社のフラッグシップモデルのストリートラジアルが良いんじゃないかなぁと感じています(あくまで体感的にです)。あと空気圧の設定も忘れちゃいけません。タイヤが暖まりにくい雨の日は、いつもより0.1〜0.2ぐらいはエア圧を高めに設定しておきましょう。よって
「ヘビーウエットはストリートラジアル、濡れている程度ならSタイヤ」「空気圧は高めにセット」
次に4です。以外に盲点なのがこれではないでしょうか。雨の日は前車の巻き上げによるウインドスクリーン等でただでさえ視界が悪くなります。それに加えてワイパーがお亡くなりになっていたらもう走るどころの問題じゃないでしょう。そこで、必ず家を出発する前にワイパーのチェックは忘れないように!!あと加えて「レインエックス」や「ガラコ」これが意外に効くので準備する事をお勧めします。
「ワイパーゴム新品交換」「レインエックスを塗る」
最後に5です。これは特に雨に弱いFR車に該当することだと思います。パワーを上げている車、極端に軽量化している車はタイヤが空転しまくってトラクションがかからないという症状に陥ることがあります。これがストレートでも起こるようになるともう最後です。そこで、重量増を犠牲にしてトラクションを稼ごうということです。よって考えられる手段は
「リアにウエイトを置く(スペアタイヤやバッテリーの残骸等)」「ガソリンを満タン入れる」
という感じでしょうか。まだまだこれが重要だぞ!というのがあればメールください。お待ちしています。
雨の日は非常に事故が多いです。プロドライバーですらスピンしまくっているところを見ると、かなり奥が深い世界なんじゃないでしょうか。雨の日は自分の力量を把握した上で、無理せず楽しみましょう!あと、ヘッドライトを点灯することを忘れずに....。それではまた!
走行会に参加したいけど不安だなぁ。という方とりあえずASCの走行会に参加してみて下さい。多くの人たちにサーキット走行の楽しさを感じていただき、国内でモータースポーツがますます発展していくことが僕たちの夢であり、目標であります。サーキットでお会いできることを楽しみにしています。
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Start '98.2.1
できるだけ定期的に更新します!!よろしくね。
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